■がん保険の基本保障は外すことが出来ない。
■迷ったら「がん診断給付金」(=がん診断一時金)を重視する。
がん保険と言っても保険会社ごとにその保障内容は医療保険以上に違いがあります。
ただ、パンフレットを見比べても「どの保険会社のがん保険を選べばよいのか分からない・・・」となりがちです。
それを自分で判断できるようになるには、まずはがん保険の仕組みを理解しなければなりません。
ここでは、がん保険はどのように選べばよいのか?アフラックの新生きるためのがん保険DaY’sを例に解説していきます。
>>アフラックの新生きるためのがん保険Day’s公式HP
がん保険の基本保障と特約
基本保障とは名前の通り、必ずセットされる保障内容です。
ですから基本保障の内容は外せません。
基本保障の内容ががたくさんあるから掛け金が高めという場合もあります。
そして特約とはオプションのことです。
ですから、付けたり、付けなかったりを任意で選ぶことが可能です。
各保険会社のがん保険を比べる時に、このことを理解しておくことが重要です。
なぜなら特約を付ければ当然、掛け金は上がりますし、外せば安くなります。
「このがん保険は高いなあ・・・」と思ってもそれは特約が多くついている場合もあります。
中には特約を外せないと誤解している人も少なくはないので注意が必要です。
またパンフレット上では基本保障のような書き方がされている場合がありますが、実は特約なので外せるというケースもあります。
診断給付金
診断給付金は、ほとんどのがん保険の基本保障に含まれています。
診断給付金はがんと診断されると一時金がもらえるという保障になっています。
一時金とは100万円とか200万円などまとまった給付金のことです。
また、「診断されたら」とは正確には医師から「悪性の腫瘍が見つかった」という診断書があればということです。
中には「対象外になる部位はあるのかな??」と思う人もいるもみたいですが、見つかった部位は関係ありません。
あくまでも良性ではなく悪性の腫瘍が見つかったら、というのが条件です。
上皮内新生物
簡単に言うと初期のがんのことです。
この段階で見つかると簡単に切除ができます。
また再発・転移はほぼないです。
保険適用の治療で済み、入院もほとんどすることなく治療できます。
そのため治療費もさほどかかりません。
上皮内新生物の場合、保険会社によって診断給付金の額が変わります。
通常のがんと同じ額が給付されるがん保険もありますが、保険会社によっては診断給付金の半分になる保険会社もあります。
ちなみに例で挙げたアフラックのがん保険は上皮内新生物の場合、診断給付金の1/10になります。
診断給付金が100万円の場合、上皮内新生物は10万円の給付ということになります。
ということはアフラックのがん保険は上皮内新生物の保障が手厚くないとも言えます。
がん入院給付金
保障内容は一般的に「日額」という形で保障内容の設定します。
例えば・・・
■がん入院日額:10,000円⇒10,000円×がんで入院した日数
■がん入院日額:15,000円⇒15,000円×がんで入院した日数
■がん入院日額:20,000円⇒20,000円×がんで入院した日数
がん入院給付金も基本保障に含まれているがん保険がほとんどです。
しかし、一部のがん保険ではがん入院給付金も特約のため、外すことができるがん保険もあります。
ちなみに例に挙げたアフラックのがん保険は、がん入院給付金が基本保障に含まれているため外すことは出来ません。
がん通院給付金
がん通院給付金は「がん入院給付金」と同じく一般的に「日額」という形で保障内容を設定します。
例えば・・・
■がん通院日額:10,000円⇒10,000円×がんで通院した日数
■がん通院日額:15,000円⇒15,000円×がんで通院した日数
■がん通院日額:20,000円⇒20,000円×がんで通院した日数
またがん通院給付金は治療を目的とした通院が対象で検査などの通院は対象外です。
保険会社によってはがん入院給付金の日額と同額にしなければいけない、という保険会社もあります。
また、がん入院給付金の日額以下に設定しなければいけない、などの条件があることが多いので注意が必要です。
と言うことは「通院の保障を手厚くしたい」と思って、
■がん入院日額⇒日額:10,000円
■がん通院日額⇒日額:20,000円
という設定が出来る保険会社はほとんどありません。
ちなみに例に挙げたアフラックのがん保険は、がん通院給付金が基本保障に含まれているので外すことは出来ません。
がん手術給付金
一般的ながん保険では入院日額の○○倍という形で設定するがん保険が多いです。
アフラックのがん保険は入院日額の20倍となっています。
そのため
■がん入院日額:10,000円⇒がん手術給付金:20万円
■がん入院日額:5,000円⇒がん手術給付金:10万円
となっています。
このがん手術給付金も保険会社によっては基本保障に含まないがん保険もあります。
もしくはがん手術給付金が特約になっていて、付けたり、外したりすることが選べるがん保険もあります。
例に挙げたアフラックのがん保険は、がん手術給付金が基本保障に含まれていますので外すことは出来ません。
放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金
名前の通り、
■放射線治療給付金⇒放射線治療を受けた時に給付金がもらえる。
■抗がん剤治療給付金⇒抗がん剤治療を受けた時に給付金がもらえる。
とうことです。
保障内容はがん入院入院日額の○○倍と設定する保険会社が多いです。
アフラックのがん保険の場合、放射線治療給付金はがん入院日額の20倍です。
■がん入院日額:10,000円⇒放射線治療給付金:20万円
■がん入院日額:5,000円⇒放射線治療給付金:10万円
また、アフラックのがん保険の場合、抗がん剤治療給付金はがん入院日額の10倍です。
■がん入院日額:10,000円⇒抗がん剤治療給付金:10万円
■がん入院日額:5,000円⇒抗がん剤治療給付金:5万円
また対象となる放射線治療・抗がん剤治療は基本的に公的保険の適用の治療が対象です。
厚生労働省の承認を受けていない治療や先進医療などは対象外となりますので注意が必要です。
また放射線治療給付金・抗がん剤治療給付金がないがん保険もあります。
もしくは両方とも特約で任意で付けたり、外したりすることが出来るがん保険もあります。
また、がん手術給付金を付けると自動的に放射線治療給付金が付くがん保険もあります。(アフラックのがん保険はこのパターンです。)
例に挙げたアフラックのがん保険では放射線治療給付金は基本保障に含まれていますが、抗がん剤治療給付金は特約です。
と言うことは放射線治療給付金は外せませんが、抗がん剤治療給付金は付けるか、外すかは自由に選ぶことが可能です。
迷ったらがん診断一時金を重視する
色々な保障があるからこそ、自分が必要と思った保障を付けられるがん保険を選べば良いのです。
■「これからは通院が増えそうな」⇒がん通院給付金を重視
■「抗がん剤が効果的と聞いたから抗がん剤治療を受けた時の保障を重視したい」⇒抗がん剤治療給付金
ただ、「とは言ってもどの保障を重視したらよいのか分からない・・・」と思ったら診断給付金を重視しておくのが無難でしょう。
と言うのも・・・
■がん入院給付金⇒通院しても対象外
■放射線治療給付金⇒抗がん剤治療を受けても対象外
でも診断給付金はがんと診断されただけで、100万円単位のまとまった給付金がもらえます。
それを元に放射線治療を受けるのか、抗がん剤治療を受けるのか、腹腔鏡手術を受けるのか(=手術給付金)決めれば良いのです。
極端な話、診断給付金からまとまった給付金を受け取って治療を受けないという選択も出来ます。
治療を受けなかった場合は当然、放射線治療給付金も抗がん剤治療給付金も対象外になります。
管理人から一言
と言うことは、条件が違うために単純に掛け金が安い、高いだけではなかなか優劣を判断できません。
必要と思った保障だけ選んで、なるべく自分の考えに合ったがん保険を選ぶことが重要です。
ただ実際にがんになった場合、抗がん剤を受けるのか、放射線治療を受けるのか、手術を受けるのかはその時にならないと分かりません。
そのため上で解説したように診断給付金を多めに用意するのが無難だと言われています。
そう考えるとAIG富士生命のがんベスト・ゴールドα(アルファ)などがお勧めです。
>>AIG富士生命のがんベスト・ゴールドαの公式HP
FPに相談
がん保険は保険会社によって保障内容や掛け金が微妙に異なるので、資料請求しても自分で各保険会社の違いを見つけるのは至難の業ですから。
がん保険は保険会社によって保障内容や掛け金が微妙に異なるので、資料請求しても自分で各保険会社の違いを見つけるのは至難の業ですから。
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