保障内容
「総合先進医療特約」の保障内容は、「先進医療を受けた時に、その技術料の金額がそのままもらえる」というものです。ちなみに技術料とは、簡単に言うと治療費のことです。
この技術料は2,000万円を上限にもらえることができます。
つまりこの特約が付いていると「先進医療を無料で受けられる権利を持てる」という事になります。
そもそも先進医療とは何か?簡単に説明すると「健康保険が適用されない治療のうち、厚生労働省(=国)が承認した治療」のことで、健康保険が適用される前の新しい治療のことです。
当然、健康保険が適用されない治療なので治療費が高額になりがちです。現在、約100種類あり、厚生労働省のホームページに全て公表されています。つまりこの約100種類の治療を無料で受けることができる特約になります。
具体例を挙げると「重粒子線治療」が有名です。がんの放射線治療の1種で、費用は約300万円かかります。この「総合先進医療特約」が付いているとこの費用がもらえます。ということは実質、無料でこの治療を受けることができるということになります。
他社との比較
ただ、保険会社によって先進医療特約の保障内容が微妙に異なります。どの保険会社でも「先進医療にかかる技術料」がもらえるのは共通しているのですが、その他におまけが付く保険会社があります。
メディケア生命の「メディフィットA(エース)」の「先進医療特約」を例に挙げて解説します。
メディケア生命の「メディフィットA(エース)」の「先進医療特約」は先進医療にかかる技術料以外にも一時金として5万円がもらえるおまけが付いています。
先進医療は治療を受ける病院も厚生労働省から認定を受けなけばいけません。「地方に住んでいて東京でないと認定された病院がない」なんていう場合、東京までの交通費がかかってしまいます。
当然、交通費は先進医療の技術料とは別です。「その交通費や宿泊費にあててください」という意味の一時金です。
ちなみに下記の医療保険の先進医療特約も、技術料以外におまけが付きます。
■アクサ生命の「プライム60」
⇒一時金15万円
■AIG富士の「医療ベストゴールド」
⇒先進医療の技術料の10%
例)技術料が300万円の先進医療⇒30万円の一時金
■マニュライフ生命の「こだわり医療保険」
⇒一時金5万円
■メットライフの「フレキシィ」
⇒一時金5万円
■三井住友海上あいおい生命の「新医療保険A(エース)」
⇒宿泊費・交通費の実費。
*宿泊費は1泊1万円が上限。
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