終身保険とは、どんな保険??


■終身保険は一生涯続くの死亡保障。

■積立の機能もあり銀行で貯金するよりお金がふえる。

■終身保険のデメリットは短期での解約は元本割れする。

終身保険とは「一生涯続く積立型の死亡保障」の保険です。

つまり

■死亡保障の機能

■貯蓄の機能

の2つの機能があります。

またそれぞれの機能で特徴があります。

■死亡保障 ⇒ 一生涯続く死亡保障。

■貯蓄 ⇒ 銀行より利息がたくさん付く。

終身保険の仕組み

>>メットライフのつづけとく終身のパンフレット
↓パンフレットのP3・P4
メットライフ生命のつづけとく終身
具体的な例をメットライフ生命のつづけとく終身で説明します。

上記ページの左上を見ると条件の記載があります。
終身保険の仕組み
メットライフ生命

■30歳 男性

■保険金額:500万円
*「死亡したら500万円家族が受け取れる」と言う意味。

■保険期間:終身
*「保障が一生涯続く」という意味。

■払込期間:60歳(*2)
*「掛け金の支払いが60歳で終わり」という意味。

■掛け金(月払い):9,340円

終身保険の死亡保障

上記のメットライフ生命の終身保険の例で説明します。

月々の掛け金が9,340円で60歳まで払うと30年間の支払いになります。
(30歳から60歳まで)

掛け金のトータルを計算すると


9,340円×12か月×30年
3,362,400円

上記の計算のように30年間で約336万円の支払いになります。

払込期間が60歳ですから60歳以降は掛け金を支払う必要がありません。

そして解約せず契約を残しておくと、いつ死亡しても500万円の死亡保険金を残された家族は受け取る事が出来るのです。

つまり

加入者(=掛け金を支払う人) ⇒ 30年かけて約336万円を支払う。

保険金の受取人 ⇒ 加入者が死亡したら必ず500万円の保険金を受け取れる。

500万円 ― 約336万円 = 約164万円

約164万円がお得になりますよね。

このような仕組みから終身保険はお葬式代を用意するのに適していると言われています。

ちなみに人間の死亡率は??

・・・・・・・・・・・・

100%です。

つまり長く続ければ損をしない保険と言うことも出来ます。

もちろん、満期前に(=払込期間中、上記の例では60歳前までに)死亡しても残された家族は保険金を受け取ることが出来ます。(上記の例では500万円。)

終身保険の貯蓄の機能

終身保険は死亡保障以外にも貯蓄の機能があります。

つまり解約すると支払った以上の金額が返ってきます。

下記の表を見ながら具体的に説明していきます。

↓パンフレットのP4。
終身保険・メリット
①__を見てみると解約返戻率が113.3%となっています。

解約返戻率(以下、返戻率)とは支払った掛け金に対して解約金の割合のことです。

返戻率=解約金÷支払った掛け金

返戻率が100%で支払った掛け金と解約金が同じということです。

113.3%と言うことは解約したら13%以上増えて返ってくると言うことです。

終身保険に対して銀行で貯金したらどうでしょう??

銀行で貯金しても、ほとんど利息は付きませんよね。

しかも40年後の返戻率を見て下さい。

124.5%となっているので、10年でさらに約10%増えています。

と言うことは1年ごとに元本の1%づつ増え続けているのです。

しかもこれは確実に保険会社から約束された金額です。

つまり元本保証の固定金利の金融商品とも言えます。

もちろん、払込期間が60歳なので60歳以降の支払いはありません。

そのため②__の金額が同じになっているのです。

しかも死亡保障が付いています。

終身保険で貯蓄している間(=払込期間中・上記例では60歳)に死亡しても500万円の保険金を家族が受け取ることが出来ます。

それが銀行で貯金していたらどうでしょう??

その時点の残高しか家族に残せませんよね。

死亡保障を用意しながら効率的にお金を積み立てることが出来る、これが終身保険の最大のメリットです。

終身保険のデメリット

ここまで終身保険の良いこと・メリットばかり説明してきましたが、終身保険にもデメリットがあります。

また下記の表を見ながら具体的に説明していきます。

↓パンフレットのP4。
終身保険・デメリット
③__を見て分かるように100%を割っていますよね。

つまり払込期間が終了する前に解約すると元本割れしてしまうのです。

元本割れとは積み立てた金額よりも少ない金額しか返ってこないということです。

ですから無理な掛け金で始めてはいけません。

終身保険に加入する目的

終身保険は満期(払込期間)まで続けないと損してしまいます。

そのためにも終身保険に加入する目的を明確にすることが大事です。

では終身保険に加入する目的は何か??

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

老後資金」を貯めることです。

終身保険は老後資金を貯金するのに適しています。

老後の生活費や医療費などはある程度自分で用意しておかなければいけない時代ですよね。

一般的に貯金をする方法として

■銀行で積み立てる

■郵便局で積み立てる

■証券会社で積み立てる

■財形で積み立てる

など、色々な方法はありますが、「老後のためにお金を貯める」という目的であれば終身保険も有効な手段の1つと言えます。

管理人から一言

終身保険に加入する時に「老後のため」と目的が明確であれば解約する人はほとんどいないと思います。

もしろ「終身保険は短期での解約は損する」ということを原動力に長く続けようという人もいます。

また保険ですから毎月・毎年と定期的に引かれるので強制力があります。

「貯金に自信がないな・・・」と言う人にも強制力を持たせることで自然とお金を積み立てることが出来ます。

そういった面でも終身保険は有効な貯蓄の手段です。

とは言っても無理をしてはいけません、途中解約は元本割れのリスクがありますから。

ただ、こんなご時世ですので収入アップはなかなか見込めません。

多少の無理をしなくてはお金を貯めることが出来ないのも事実です。

まずは出来る範囲で終身保険を活用して老後資金の準備を始めてもみるのも良いのではないでしょうか?

FPに相談

ここまで読んで終身保険を検討しようと思ったら専門のFPに相談するのがベストです。

終身保険は保険会社によって微妙に異なるので、資料請求しても自分で各保険会社の違いを見つけるのは至難の業ですから。

具体的に「終身保険を相談したい」という方はこちらからファイナンシャルプランナーに相談できます。
(*東京・神奈川・埼玉・千葉 限定)
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個人保険の問い合わせ



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