基本的に通常分娩の場合、医療保険の請求の対象外になります。
ただ、「帝王切開」、「妊娠中毒症」(一時的に血圧が上がったてしまう症状)、「妊娠糖尿病」(一時的に血糖値が上がってしまう症状)は医療保険の請求の対象になります。
基本的に通常分娩は医療保険の対象外です。
ただし、帝王切開、妊娠中毒症、妊娠糖尿病などは医療保険の入院・手術は対象になります。
入院
ほとんどの保険会社で医療保険の基本保障には「入院日額」という保障内容が設定されています。
「入院日額」とは「入院したら1日につき○○円」という保障内容です。なので帝王切開、妊娠中毒症、妊娠糖尿病の場合、「入院日数×入院日額」の金額の給付金を受け取ることができます。
手術
ほとんどの保険会社で医療保険の基本保障には「手術給付金」という保障内容が設定されています。
「手術給付金」とは「手術を受けたら○○万円」という保障内容です。なので帝王切開で手術を受けたら対象になります。
例)下記の保障内容の医療保険に加入していて、帝王切開で10日入院した場合。
<保障内容>
・入院日額:5,000円
・手術給付金:5万円
<受け取れる給付金>
⇒入院日額5,000円×10日=10万円
⇒手術給付金:5万円
合計15万円の給付金を受け取ることが出来ます。
妊娠中でも医療保険に加入できますが、ほとんどの保険会社で妊娠に関する医療保険の請求は1年間は保障対象外の条件が付いてしまいます。(正式には「部位不担保1年」と言います。)
要するに、「今回の出産は対象外になる」ということです。逆を言うと、対象外が1年間だけなので次回の出産は対象になります。
当然、妊娠前に医療保険に加入していれば「帝王切開」は保障の対象になります。
また、1度帝王切開の経験があると、次回の出産もほぼ間違いなく帝王切開になります。
そのため、加入前に帝王切開の出産経験があると1年間でなく全期間(契約中ずっと)、出産に関しては保障対象外になる保険会社がほとんどです。
また、保険会社によっては「28週目以上」は加入できない保険会社があったり、アクサ生命のように妊娠が分かっても条件が付かない保険会社もあります。
ただ、査定の基準は今後変わる可能性があるので、その都度、専門のFPに相談するのがよいでしょう。
医療保険は通常分娩ですと保障対象外ですが、異常分娩は対象になります。
異常分娩とは下記の様なものが挙げられます。
■帝王切開
■切迫早産・切迫流産
■妊娠中毒症・妊娠高血圧症
など
妊娠前に医療保険に加入していれば、上記のような症状も対象になりますが、1度経験してから加入すると対象外になってしう可能性が高いです。
そのため、結婚して、これから出産する予定がある場合は妊娠する前に医療保険に加入しておくと安心です。
FPに相談
ここまで読んで保険を検討しようと思ったら専門のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがベストです。保険は資料請求しても自分で他社との違いを見つけるのは至難の業ですから。
具体的に「保険を相談したい」という方は
こちらからFPに相談できます。
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